雨の日は、カッパを着て、迷わず長靴をはいて仕事に出かける。
一夜明けて、雨が上がると、帰りはこうなる(写真)。
「思いっきり田植えじゃないっすか(´∇`)」
仕事場の若手にいじられる。
「イヤ田植えなら俺は裸足だよ」
真面目に反論するが、そういう話じゃないらしい。
要は、「ダサい」ということ。
若い時からおしゃれとは縁がない。着るもの、はくもの、無頓着。
寒い時に薄着でキメたり、若干苦しくてもワンサイズ小さいのでタイトにみせたり。おしゃれさんに「おしゃれはガマン」と教わったことがある。実際は「なに言ってんだコイツ」と聞き入れなかったので教わってはいない。
寒きゃ温かくして、ピッタリかゆったりしたのを着て、腹が減ったら食べて、暗くなったら寝る。
自然に逆らってがんばるおしゃれなんて、不自然極まりない。
そんなダサい若僧がそのまま歳を重ねたので、ダサさがミルフィーユ状に折り重なっている。電車に乗る機会や都会に出る機会もグッと減って、ダサさも加速する。
もとからダサい風味に、今は追いガツオで出汁が濃厚になっている、と言っても過言ではない。
でも
すんごくおしゃれにキメてても、クチが臭かったりしたらイッカンの終わりだと思うのだ。
オベベばかりに気をとられて、己を磨くのを忘れたくはない。
上手にまとめて見せたが
おしゃれさんへの嫉妬に過ぎない。